レース主催者の注意事項
レース主催時には下記の項目などに気をつけて、適切に運用してください。
JSAF外洋特別規定を採用する
- JSAF外洋特別規定を採用する
- 本規定は外洋レースを行う際の、最低限の設備と訓練の基準である。
最低限の設備を共通化する事で、ある程度の安全を確保しつつ公平なレース運営が可能である。 - 参加者や主催者にとって便益性が高い。
事故防止、事故被害拡大の抑止につながる。
適切なカテゴリーを選択
- 第二章に記載されたレース条件に適したカテゴリーを適用すること。
申告書の準備
- できる限り自身が主催するレースに見合った専用の申告書を用意する。
- 専用の申告書が準備できない場合は、<標準タイプ>を用いる。
レース公示
- レース公示には適用カテゴリーと申告書(専用or標準タイプ)の提出を明記する事。
カテゴリー3、申告書<標準タイプ>を採用した場合のレース公示記載例。
適用規則の項:JSAF外洋特別規定2010-2011
参加資格の項:JSAF外洋特別規定カテゴリー3の規定を満たしていること。
参加申込の項または提出書類の項:JSAF外洋特別規定カテゴリー3の申告書<標準タイプ>を提出。
申告書の確認
- 参加者から提出された申告書を確認すること。
提出されたからOKという訳ではない。 - 不適合箇所、不明箇所があったら参加者に問い合わせ、規定に適合させること。
インスペクションの実施
- 主催者は可能な限りインスペクションを実施する。
- 実行する予定が無い場合でも、最初からインスペクションを実施しないという表明はしない。
- 通常のインスペクションはレース実施前に行う事が望ましい。
レース参加者がレースまでに規定に適合対応可能な時間をとること。 - 事後インスペクションはレース直後の海上で行うのが望ましい。
インスペクションの実施は、単に当該レースへの参加資格適合の確認だけでなく、
以降の参加者の意識改革=規定の遵守意識につながる。